本品種について
マダガスカル原産で、フォートドーファン地区の岩山の隙間などに自生する固有種と思われています。
株は根元から分枝したり株別れし、密生したコロニーを形成する。
茎に沿って5~8cmくらいの細身の葉を展開し、赤味を帯びた緑色、葉表、葉裏に少し淡緑色の斑点があり、縁には長さ1mmくらいの硬い白いトゲがある。
花序は長さ25~30cmで分岐せず、10数輪の花をつける。
花は、基部がベージュからオレンジ色で葉先に向かって黄色に色づく。
雄蕊、雌蕊は少しだけ突出する。
開花時期は10-11月頃が多い。
花色が大変美しく、Reynoldsはこの属の中で最も美しい花の一つであると評価している。
bakeriは様々な種と交雑するが、現地では主にwerneriと交雑し,大規模な群落を形成している。
群生しやすく、独特の形態であることからか交配の親になることも多い。
育て方
本種の生育期は春〜秋です。
乾燥させた方が寒さに強いため、冬は水をある程度切ると上手く栽培できるケースが増えると思います。
開花時期は10-11月頃が多いです。
USDA9の地域では無加温温室でも越冬可能です。
近縁種はないとされる本種ですが、葉は長く、薄く、縁辺のトゲが離れている種と葉が短く、やや太めでトゲの細かく生えている種が確認されている。
現在所持しているのは葉の長いタイプ。