本品種について
南アフリカからアラビア半島にかけて自生する原種アロエの一種。標高1,500 m付近の斜面に自生する。
無茎、あるいはあってもごく短い。
単独か、まれに分枝して小さいコロニーを形成する。
葉は密生し、灰緑色から赤緑色で、縁には赤味を帯びたトゲが付いている。
花序は単頭で非常に密に開花する。花はつぼみのときはくすんだ赤色で、やがて淡い黄緑色となり、円筒形で口に向かって狭くなる。雄しべと雄しべは突出する。
肉厚な葉で乾燥気味に辛めに作ると球型に閉じ珍妙な形を成します。
自生地では-6℃程度まで冷え込むことがあるようです。
育て方
本種の生育期は春〜秋です。
乾燥にも強く耐寒性もある程度あります。
乾燥させた方が寒さに強いため、冬は水をある程度切ると上手く栽培できるケースが増えると思います。
日本の栽培環境では5℃程度と思われています。
自生地と湿度など環境の違いによるものだと考えられますが、室内で冬越しさせることが無難かもしれません。
USDA9の地域では加温していないハウスでも越冬します。
子吹きはほとんどしませんので、増殖は実生推奨。